• 2026年8月28日
  • 2026年9月11日

自由が丘駅で内科をお探しの方へ|総合内科専門医が高血圧の基準・症状・受診の目安を解説

健康診断や人間ドックで、

「血圧が高いと指摘された」
「再検査や医療機関の受診を勧められた」
「自宅で測ると血圧が高い」

という方はいらっしゃいませんか?

高血圧は、初期には自覚症状がほとんどありません。しかし、そのまま放置すると、脳卒中や心臓病、腎臓病などのリスクを高める可能性があります。

「体調は悪くないから大丈夫」と判断せず、血圧が高い状態が続いている場合は、早めに内科へ相談することが大切です。

今回は、自由が丘駅で内科をお探しの方に向けて、高血圧の基準や原因、治療方法、医療機関を受診する目安について分かりやすく解説します。

高血圧とは?

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力のことです。

血圧には、次の2つの数値があります。

  • 収縮期血圧(上の血圧):心臓が収縮して血液を送り出すときの血圧
  • 拡張期血圧(下の血圧):心臓が広がって血液をためるときの血圧

医療機関で測定した血圧が「上の血圧140mmHg以上」または「下の血圧90mmHg以上」の場合、高血圧に該当します。

一方、自宅で測る家庭血圧は、一般的に「上の血圧135mmHg以上」または「下の血圧85mmHg以上」が高血圧の目安です。

ただし、1回の測定結果だけで高血圧と診断するわけではありません。血圧は緊張、睡眠不足、運動、気温、喫煙、飲酒などによって変動するため、家庭で継続して測定した記録も重要になります。

高血圧は症状がなくても注意が必要です

高血圧の注意点は、血圧がかなり高くなっても、自覚症状が現れないことが多い点です。

人によっては頭痛、肩こり、めまい、動悸などを感じる場合もありますが、これらの症状だけで高血圧かどうかを判断することはできません。

症状がないまま高血圧の状態が続くと、血管へ負担がかかり、動脈硬化が進行する可能性があります。その結果、次のような病気のリスクが高まります。

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 慢性腎臓病
  • 大動脈瘤や大動脈解離

高血圧が「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれるのは、自覚症状が乏しいまま血管や臓器へ影響を及ぼすことがあるためです。

高血圧になる主な原因

日本人の高血圧の多くは、遺伝的な体質に、食生活や運動不足など複数の要因が加わって発症する「本態性高血圧」です。

主な要因として、次のものが挙げられます。

  • 塩分の多い食生活
  • 肥満
  • 運動不足
  • 過度な飲酒
  • 喫煙
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 加齢
  • 高血圧になりやすい体質や家族歴

また、腎臓やホルモンの病気、睡眠時無呼吸症候群、服用している薬などが原因となる「二次性高血圧」もあります。

特に、若い年代で血圧が著しく高い方、急に血圧が上がった方、複数の薬を服用しても血圧が下がりにくい方は、原因となる病気が隠れていないか確認することが重要です。

家庭血圧の正しい測り方

診察室では緊張して血圧が高くなる「白衣高血圧」や、診察室では正常でも自宅や職場では高くなる「仮面高血圧」があります。

そのため、高血圧の診断や治療では、家庭血圧の記録が非常に役立ちます。

朝の測定

  • 起床後1時間以内
  • 排尿を済ませたあと
  • 朝食や服薬の前
  • 座って1~2分安静にしてから測る

夜の測定

  • 就寝前
  • 座って1~2分安静にしてから測る

測定するときは、背もたれのある椅子に座り、足を組まず、腕帯を心臓と同じ高さにします。測定中の会話は控えましょう。

原則として朝と夜にそれぞれ2回測定し、すべての結果を血圧手帳やスマートフォンなどに記録してください。

高い数値が出ても、自己判断で測定結果を削除しないことが大切です。受診時には、できるだけ記録を持参しましょう。

高血圧の治療方法

高血圧の治療には、生活習慣の改善と薬による治療があります。

年齢、血圧の程度、糖尿病や腎臓病の有無、脳卒中・心臓病の既往などによって、適切な治療方法や目標血圧は異なります。

1.塩分を控える

高血圧の予防・治療では、1日の食塩摂取量を6g未満にすることが推奨されています。

減塩を続けるためには、次のような工夫が役立ちます。

  • 麺類のスープを残す
  • 漬物や加工食品を食べ過ぎない
  • しょうゆやソースを料理へ直接かけず、小皿に取る
  • だし、酢、香辛料、柑橘類などを活用する
  • 食品表示の「食塩相当量」を確認する

すべてを急に変えようとせず、続けやすいところから始めましょう。

2.適度な運動を続ける

ウォーキングなどの有酸素運動は、血圧の改善に役立ちます。

ただし、血圧が非常に高い方や心臓・腎臓などの病気がある方は、運動を始める前に医師へ相談してください。

3.適正体重を目指す

体重増加や肥満は、高血圧と関係しています。無理なダイエットではなく、食事と運動を見直しながら、少しずつ適正体重へ近づけることが大切です。

4.飲酒量を見直す

過度な飲酒は血圧を上昇させる原因になります。飲酒量が多い方は、休肝日を設けるなど、飲み方を見直しましょう。

5.禁煙する

喫煙すると、一時的に血圧が上昇します。また、喫煙は動脈硬化を進め、脳卒中や心臓病のリスクを高めるため、禁煙が重要です。

6.必要に応じて薬を服用する

生活習慣を改善しても血圧が十分に下がらない場合や、脳卒中・心臓病などのリスクが高い場合には、降圧薬を使用します。

薬の種類や量は、血圧の状態、年齢、合併している病気などを考慮して決定します。

血圧が下がったからといって、自己判断で薬を減らしたり中止したりすると、再び血圧が上昇することがあります。薬の変更は必ず医師と相談してください。

血圧が高いときの受診の目安

次のような場合は、内科への相談をおすすめします。

  • 健康診断で血圧が高いと指摘された
  • 医療機関で140/90mmHg以上だった
  • 家庭血圧が135/85mmHg以上の日が続いている
  • 上の血圧が160mmHg以上、または下の血圧が100mmHg以上ある
  • 血圧の薬がなくなりそう
  • 薬を飲んでいても血圧が高い
  • 血圧が急に高くなった
  • 高血圧に加えて、糖尿病、腎臓病、心臓病などがある

血圧が非常に高く、激しい頭痛、胸の痛み、呼吸困難、意識の異常、ろれつが回らない、顔や手足の片側が動かしにくいといった症状がある場合は、通常の外来受診を待たず、救急車を呼ぶなど緊急対応を検討してください。

高血圧の診察では何をするの?

高血圧の診察では、血圧の測定だけでなく、生活習慣、家族歴、服用中の薬、これまでにかかった病気などを確認します。

必要に応じて、次のような検査を行います。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 心電図
  • 胸部画像検査
  • その他、原因や合併症を調べるための検査

高血圧の背景に別の病気がないか、必要に応じて心臓や腎臓などへ影響が出ていないかを確認し、一人ひとりに適した治療方針を検討します。

受診の際は、健康診断の結果、家庭血圧の記録、お薬手帳をお持ちいただくと診察がスムーズです。

自由が丘駅周辺で高血圧について相談したい方へ

高血圧は、症状が出てから治療を始めるのではなく、血圧が高い段階から継続的に管理することが重要です。

自由が丘フロントクリニックでは、高血圧をはじめとする生活習慣病について、患者さまの生活背景や健康状態を確認しながら診療を行います。

「健診結果をどこに相談すればよいか分からない」
「薬を始める必要があるのか知りたい」
「以前から血圧が高いが、しばらく受診していない」

このような場合も、まずは内科へご相談ください。

自由が丘駅周辺で内科をお探しの方、高血圧や健康診断の結果が気になる方は、自由が丘フロントクリニックまでお気軽にご相談ください。

※診療内容や実施可能な検査については、事前に当院ホームページをご確認ください。

高血圧についてよくある質問

Q.血圧は何回測ればよいですか?

家庭血圧は、朝と夜にそれぞれ2回測定し、結果を記録することが推奨されます。まずは1週間程度記録し、受診時に医師へ見せるとよいでしょう。

Q.一度でも140/90mmHgを超えたら高血圧ですか?

1回の測定だけでは診断できません。緊張や運動、睡眠不足などでも血圧は変動します。家庭で継続的に測定し、高い状態が続く場合は内科へ相談しましょう。

Q.降圧目標はあるの?

一般的には125/75未満を達成することと2025年高血圧ガイドラインには明記されていますが、個々の状態に応じて医師と相談しながら目標を設定していきます。

Q.血圧の薬は一度飲み始めると一生やめられませんか?

すべての方が一生飲み続けるとは限りません。生活習慣の改善や体重減少などによって、医師の判断で薬を減らせる場合もあります。ただし、自己判断による中止は危険なため、必ず医師へ相談してください。

Q.若くても高血圧になりますか?

若い方でも高血圧になることがあります。肥満、塩分の多い食生活、睡眠時無呼吸症候群、腎臓やホルモンの病気などが関係する場合もあるため、年齢にかかわらず血圧が高い状態が続く場合は受診が必要です。

Q.症状がなくても受診したほうがよいですか?

高血圧は自覚症状がないことが多い病気です。症状の有無ではなく、測定した血圧の数値をもとに受診を判断することが大切です。

【記事末尾の参考情報】

参考:日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」
参考:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「高血圧」「栄養・食生活と高血圧」

日本高血圧学会・厚生労働省の高血圧に関する解説

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や血圧について不安がある場合は、医療機関へご相談ください。

当院は、自由が丘のラウンドマークとして建設された自由が丘ミューズスクエア3階にございます。自由が丘駅正面口から右手に徒歩10秒くらいで着いてしまう新しい建物です。

自由が丘フロントクリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科

東京都目黒区自由が丘 1-29-1 
自由が丘 ミューズ スクエア(JIYUGAOKA MUSE SQUARE)3F

執筆者情報
■院長/医学博士 田上 陽一(たがみ よういち)

2011年防衛医科大学校 卒業後に各地の自衛隊病院で呼吸器内科の研鑽を積み。2020年から横浜市大呼吸器内科に入局し、間質性肺炎などの呼吸器疾患において日本のトップ病院である神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科 医長を経て自由が丘フロントクリニック院長に就任。

【保有資格・所属学会】

  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
  • 日本感染症学会感染症専門医・ICD
  • 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
  • 日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医
  • 肺がんCT検診認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医(呼吸器)
  • 難病法における難病指定医(呼吸器)
  • 緩和ケア研修会修了医
  • アレルギー舌下免疫療法適正使用管理体制に基づく講義の受講・試験の修了医

■法人理事長 井上 哲兵 (いのうえ てっぺい)

医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長/医学博士
日本呼吸器学会 呼吸器専門医

2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。現在は4院の呼吸器医専門クリニックを要するフロントクリニックグループを運営。

フロントクリニックグループ一覧

【保有資格・所属学会】

  • 難病指定医(呼吸器)
  • 緩和ケア研修会修了医
  • 医学博士
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医
  • 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 厚生労働省認定 臨床研修指導医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医(呼吸器)

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